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GEが日本国内最大の太陽光発電設立へ 岡山で これまでの倍強の発電規模 2018年稼働(各紙)

2014-03-29 18:52:17

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GEimagesSLAUAYBA各紙の報道によると、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が日本で大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業に参入するという。岡山県に国内最大の発電能力23万kWを持つ発電所を設立する。総事業費は約800億円で、このうちGEは100億~200億円を負担する。発電量は原子力発電所の4分の1に相当、約8万世帯の電気使用量を賄えるという。

 



GEのメガソーラー建設用地は岡山県瀬戸内市。国内投資会社「くにうみアセットマネジメント」が設立した運営会社の株式の過半をGEが取得する形で進出するという。計画段階を含め、これまでの国内での最大のメガソーラーは、豊田通商と東京電力の連合、それとソフトバンクが、それぞれ2015年に稼働を計画している11万kWのものだから、倍以上の発電量を持つことになる。まさにメガソーラーだ。

 

規模が大きいだけではない。GEはメガソーラーの電力を効率よく制御する独自の設備を導入することで、発電から送電に際しての電気のロスが減少するメリットもあるという。日本の太陽光発電市場は、中国と並んで国際的にも成長の著しい市場となっており、今後も有力外資の参入が見込まれる。

 

再生可能エネルギー発電の固定価格買い取り制度(FIT)では、太陽光発電の買い取り価格が毎年引き下げられているが、それでも欧米などに比べると、相対的に高水準であるほか、発電適地が多いことなども外資の魅力となっているようだ。