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福島・いわき市に バイオマス混燃の火力発電所建設へ 総事業費250億円 2018年稼働目指す(福島民友)

2014-05-29 12:50:56

エイブルが計画している火力発電所の建設予定地=いわき市・好間中核工業団地
エイブルが計画している火力発電所の建設予定地=いわき市・好間中核工業団地
エイブルが計画している火力発電所の建設予定地=いわき市・好間中核工業団地


原発事故で避難区域となった大熊町から広野町に移転している発電プラント設備建設の「エイブル」(佐藤順英社長)が、いわき市の好間中核工業団地に石炭と木質バイオマスを燃料とする火力発電所の建設を計画していることが28日、分かった。

出力は11万2000キロワットで、総事業費は250億円規模となる見通し。2018(平成30)年春の稼働を目指す。

 
同工業団地に約5.4ヘクタールの建設用地を取得し、16年にも着工する。高効率で環境面にも優れた最新鋭の火力発電設備を導入し、窒素酸化物などの排出量も法令基準の4分の1以下に抑える。発電した電気は電力会社に売電する方針だ。

 

石炭と木材チップの混合燃料を燃やすことで二酸化炭素(CO)の排出量も減らす。木材チップは海外からの調達を計画している。