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ALSOK(綜合警備保障)がメガソーラーの維持管理を無人飛行ロボットで監視するサービスを10月から実施(FGW)

2014-09-16 20:49:18

無人飛行ロボットの一種
無人飛行ロボットの一種
無人飛行ロボットの一種


ALSOK(綜合警備保障)はメガソーラー発電所の用地選定から稼動後の施設の維持管理を、無人ロボットが上空から空撮してチェックするサービスを10月1日から開始する。

 

メガソーラーは、ゴルフ場跡地や、工場跡地、休耕田、海岸線沿いなどの広い敷地に建設されるため、発電に適した用地の選定データを得ることが大事なる。また、発電所が完成後も、パネルの上に落ち葉等が溜まったり、パネルに穴が開いたりする事故に気付かないと、発電効率が低下するリスクを抱えている。

 

しかし、こうしたパネルの常時点検を人手で実施するとコストがかさむ。こうした課題を克服するため、同社では空撮機能を搭載した無人の飛行ロボットを飛ばして、管理する方法の実証化を推進してきたが、このほど、実用化のメドがついたという。

 

同社では、本格サービスの提供は来年四月からにするが、すでに多くのメガソーラーの警備業務の委託を受けていることから、既存契約先からの個別依頼に基づいて、プレサービスの格好で、この10月1日から無人飛行ロボットサービスを始める。

 

同社の無人飛行ロボットによる空撮画像での管理は、これまでよりも撮影コストを低減できるだけでなく、建設地の選定や、施工の進捗状況の管理、太陽光パネルに生じたホットスポット(パネル内の不具合などによって発電量が低下した部分が発熱する現象)などのトラブルを短時間で発見するのに有効という。

 

同社は、メガソーラー向けの警備サービスの国内でのシェアは、約70%に達しているという。今後は、ソーラー発電以外の、風力発電所や橋梁など、さまざまな規模の大きい施設向けの点検サービスに展開していく方針。

http://www.alsok.co.jp/company/news/news_release_details.htm?alpc_news.news_detail[id]=2644