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ソフトバンク、インドでメガソーラー事業展開へ2.4兆円投資、インドのバーディ、台湾の鴻海と合弁設立(FGW)

2015-06-23 20:30:56

indiasolarキャプチャ

 ソフトバンクは、インドでメガソーラー事業に進出すると発表した。現地通信大手バーティ・エンタープライゼズと、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループのフォックスコン・テクノロジーと合弁会社「SGBクリーンテック」を設立することで合意した。今後10年で200億㌦(約2兆4700億円)を投じ、総発電能力で2千万kWに及ぶメガソーラーを各地に建てる計画だ。

 

 設立するSGBクリーンテックの資本金や設立時期は未定だが、ソフトバンクが過半数を出資する。バーディ社で新規事業を担当していたManoj Kohli氏が新会社の会長に、Raman Nanda氏がCEO(最高経営責任者)に、それぞれ就任する予定。ソフトバンクとフォックスコンはソーラーパネルの現地生産も検討する。

 

 

 孫社長は、「ソフトバンクは、広大な可能性を秘めたインドに注目しており、すでに同国のテクノロジー分野へは多大な投資を実施している。今回の協業でのわれわれのゴールは、クリーンエネルギー市場を創造する会社を作り上げ、クリーンかつ再生可能なエネルギー資源によりインドの経済発展を強力に後押しすること。それぞれの分野でリーダーであるバーティとフォックスコンの両社とともに手を携え、このベンチャー事業を通じて将来のインドの繁栄へ向け努力していきたい」 とコメントを発表した。

 

 資金調達については、「日本の政府系金融機関や民間銀行から融資を受ける」と述べた。1年半後の事業開始を目指す。

 

 

インド政府は再生可能エネルギーによる発電容量を2022年までに、現在の5倍の1億7500万キロワットに拡大する目標を掲げ、うち太陽光発電が1億キロワットを担う計画を立てている。インドの太陽光発電は、2015年中に250%の成長が見込まれている。孫社長は昨秋、今後10年でインドに1兆円を投じる方針を表明していた。

http://www.softbank.jp/corp/news/press/sb/2015/20150622_01/