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国際石油開発帝石(INPEX) 新潟県で新油層発見 生産量3倍増の見込みも(FGW) 

2015-06-23 20:53:13

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国際石油開発帝石(INPEX)は22日、新潟県にある「南桑山油田」で新しい油層を発見したと発表した。同油田はこれまでも産油しているが、深さ3900m付近のところで新油層を発見したという。層の厚さ計は、約24mに達する。

 

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同油田は現在、日量300-380バレルを産出しているが、新規油層の追加掘削作業が成功すると、その約3倍の産出が期待できるという。今後、詳しいデータ解析を進めるとともに、本格的な掘削作業を2016年度に行う。

 

 南桑山油田は新潟市秋葉区から新潟県五泉市北部にまたがって位置している。2004年の試験生産開始以来、これまでに約100万バレルの原油を産出している。INPEXは同油田には開発余力があると判断、今年4月から、新しい坑井の掘削を実施していた。

今回見つかった油層について、地層の状態に関する調査や流体のサンプル調査を行った結果、有望であることが分かった。

同社は国内では新潟のほか、秋田県内の八橋(やばせ)油田も保有している。ただ、同油田はすでに最盛期を過ぎており、新油田への期待が高まっている。

 

INPEXキャプチャ

http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2015/20150622.pdf