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リベックス、水圧で発電する装置「アクアドライブシステム」開発ーー余った水エネルギーを活用(日刊工業)

2015-08-05 14:50:39

suiatsuenergyキャプチャ

リベックス(京都)は、水圧で発電する装置「アクアドライブシステム」を開発した。双方向回転の水圧ポンプにインバーターモーターやDCサーボモーターを接続し、水の吐出量と吐出方向を調整する仕組みだ。

工場の冷却水やビルの循環水など余った水エネルギーを活用できる。災害時には電気インフラとしての役目も果たせるという。

 

アクアドライブシステムは水圧ポンプと電動モーターを組み合わせて、水圧シリンダー・モーターの位置を決めて速度や力を制御する装置。現在、試験装置を完成し検証に乗り出している。一回転に100ミリリットルの水を使った場合、数百ワットの発電ができるという。2016年からの本格導入を目指す。

 

 浴槽内で漏電などを防ぐ目的で、高齢者介護用などで採用を見込んでいる。双方向の水圧ポンプを使うことで、切換弁やサーボバルブを用いずに一夜速度の制御ができるため、システム価格抑制につながる。

 

 開発した装置は工場内の工業用水や大型施設の生活用水、プールなどの放水でも発電できる。システム自体を小型化できるため、自然災害時の停電時にも水さえあれば発電が可能で、家庭や学校でも小規模発電ができるメリットがある。

 

http://www/nikkan.co.jp/news/nkx0120150805bcab.html