HOME |セブンーイレブン・ジャパン、神奈川・相模原市で再エネ重視の店舗開店。使用電力の46%を再エネ化。モデル店から実証店展開へ(RIEF) |

セブンーイレブン・ジャパン、神奈川・相模原市で再エネ重視の店舗開店。使用電力の46%を再エネ化。モデル店から実証店展開へ(RIEF)

2018-05-22 18:54:24

itoyo-kadoキャプチャ

 

  セブン-イレブン・ジャパンは、神奈川県相模原市で、店舗の屋上や地面に埋め込んだ太陽光発電のほか、ハイブリッド車(HV)の中古バッテリーを活用した蓄電などで、店舗の使用電力の約46%を再生可能エネルギー電力でまかなう店舗を開設した。同社は昨年12月初めに、国内外に展開する店舗で開発した再エネ技術を導入したモデル店をオープン、その検証作業を続けてきた。

 

 (写真は、新たに開店した再エネ重視の店舗)

 

 今回開店したのは 「セブン-イレブン相模原橋本台1丁目店」。これまでに50社、90種の新技術を導入した。導入した再エネ技術のうち太陽光発電設備は、店舗の駐車場の地面、屋上にパネルを設置した。地面に埋め込んだパネルは、フランスの建設大手のビググループの技術を取り入れた。http://rief-jp.org/ct4/75185

 

 日中に太陽光発電で発電した電力や余剰電力は、トヨタ自動車のHV「プリウス」10台分の中古バッテリーを再利用した蓄電装置を2台設けて電力を貯め、夜間に利用する。また、店舗ロゴを掲げるサインポールの電源として、ポールにも風力や太陽光の発電設備を取り付けている。

 

 店舗内には、冷蔵の弁当や総菜、紙パック飲料を並べ易くするために、商品棚の裏側から陳列できるようにして省力化を図るとともに、商品の加熱情報を自動で読み取る業務用電子レンジや、ウォークイン冷蔵庫などから直接、麺類などを補給できる仕組み等の導入で、作業時間を削減するなど、1日で最大4割強にあたる7時間の省力化を見込む。

 

 セブン―イレブン・ジャパンの大橋尚司取締役は「環境負荷を減らし、従業員も働きやすい店舗にしたい。可能な技術から、全国の店舗にも導入する」と話している。今後同店に導入した新技術を全国に展開し、環境負荷の低減を目指す。

http://www.itoyokado.co.jp/