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日揮、ベトナムで手掛けた最大級のメガソーラー事業が稼働。近くさらに2件も稼働。総発電量は190MWに。東南アジアの再エネプロジェクト受注拡大へ(RIEF)

2019-02-04 09:39:23

nikki1キャプチャ

 

 エンジニアリングの日揮(横浜)は、ベトナムの中南部のザライ省で開発していた同国最大級の太陽光発電所(70MW)が稼働したと公表した。日揮は3月、5月にも同国で新規の太陽光発電を稼働させる予定で、合計の発電量は約190MWに達し、ベトナム最大級の太陽光電力建設事業者になる。

 

 (写真は、ザライ省で稼働した日揮が手掛けたメガソーラー)

 

 日揮はベトナムでの現地法人「JGCベトナム」とともに、ベトナムの企業グループであるTTC(Thanh Thanh Cong Group)グループが過半出資するザライ電力合弁会社から今回の太陽光発電所建設案件(クロンパメガソーラープロジェクト)を受注、設計・調達・建設(EPC)に取り組んできた。建設は昨年末に完工、ザライ電力がこのほど発電を開始した。

 

  日揮はこれに加えて、タイニン省でTTCグループが主導する別の太陽光発電所建設プロジェクト2案件(TTC1プロジェクト:70MW、TTC2プロジェクト:50MW)も受注しており、それぞれ3月、5月に稼働見込みとなっている。いずれも直流方式。

 

稼動したベトナムでのメガソーラー
稼動したベトナムでのメガソーラー

 

 ベトナムは、国を挙げて再生可能エネルギーの利用拡大を進めている。日揮は今後も、同国でのメガソーラー発電所建設プロジェクトの受注を拡大するほか、風力発電所の建設プロジェクトの受注も目指す、としている。

 

 また、ベトナム以外の東南アジア諸国でも、人口増加や生活レベルの向上を背景とする電力需要の増加や、環境への意識の高まりから、再エネ電力への需要が高まっている。このため日揮は、ベトナムでの実績を踏まえ、ASEAN全体での再エネプロジェクトの受注に力を入れていく、としている。

 

https://www.jgc.com/jp/news/2019/20190128.html