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シャープ、モンゴルの首都ウランバートルの新国際空港隣接地で、出力16.4MWのメガソーラー建設。二国間クレジット(JCM)対象事業で、日本にもクレジット配分へ(RIEF)

2019-06-13 22:08:00

sharpmongor1キャプチャ

 シャープは子会社のシャープエネルギーソリューション社(大阪・八尾市)が、モンゴルの首都ウランバートルの新国際空港の隣接地に、出力16.4MWのメガソーラー発電所を建設した、と公表した。発電した電力は新空港にも供給される。同事業は日本の二国間クレジット(JCM)の対象となる。

 事業は、同国で再エネ事業を手掛けるSerm Sang Power社(タイ)、Tennun Genel Construction LLC社(モンゴル)等と共同で手掛けてきた。メガソーラー発電所を建設した場所は、モンゴル国トゥブ県セルゲレン郡フーシック・フンディの地点。現在建設中の「新ウランバートル国際空港」の南西約14kmに位置する。

 発電する電力は、首都ウランバートルに供給するほか、開港後の新空港にも供給される予定。太陽電池モジュールによる年間予測発電量は約23,134MWh。年間の温室効果ガス削減量は約1万8438tCO2の見込み。

 電力は、発電所と電気を使用する施設との間の距離が長いほど、多くの電力ロスが発生するが、同発電所は空港やウランバートル市内に近く、効率的に電力を供給できる。

 モンゴル国政府は2030年までに、発電電力量に占める再エネ電力比率を30%に引き上げ、温室効果ガス排出量をBAU比で14%削減する目標を掲げている。今回の事業はそうした同国の温暖化対策に資することになる。

 

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