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楽天、再エネ100%の「RE100」に加盟。5年後の2025年までに目標達成を宣言。日本企業の同イニシアティブ参加は30社目(RIEF)

2019-12-20 14:20:47

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 楽天(東京)は、再生可能エネルギーを事業活動で100%活用することを宣言する国際イニシアチブの「RE100」に加盟した。達成の目標年限を5年後の2025年までと早期に設定した。RE100の責任者も、この目標設定を評価、「楽天の野心的なコミットメントを称賛し、他社をリードする存在になって欲しい」とコメントしている。

 

 同社の参加で「RE100」加盟企業数は、グローバルで220社、日本企業としては30社目となった。

 

 同社は、実質今後5年間での再エネ100%化の達成のため、本社をはじめデータセンターや物流センターなどの拠点での事業活動で使用している電力の再エネ切り替えを促進するとしている。そのため、グループ内「楽天エナジー」などの社内外のステークホルダーと連携した取り組みを推進する。また、国内外の全楽天グループ会社の「RE100」加盟も視野に入れているとしている。

 

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 これまでも楽天グループは再エネの導入・利用等を推進してきた。たとえば、エネルギーサービスの「楽天エナジー」では、ブロックチェーン技術を活用した環境価値「J-クレジット」の取引システムを提供している。また、「楽天市場」の店舗や「楽天トラベル」の加盟宿泊施設の電力を実質再エネ100%化をサポートする「Project R100」も実施している。楽天グループが関わるスポーツの試合でのCO2オフセットも展開してきた。

 

 楽天のサステナビリティ担当の常務執行役員 CWO(チーフ・ウェルビーイング・オフィサー)の小林 正忠氏は「楽天グループのサービスを通じて、消費者の皆様により『グリーン』なサービスを提供させていただきたいというコミットメントでもある。楽天グループとしても、再エネの導入および利用拡大を目指し、今後も新たな取り組みを推進していく」と述べている。

 

 「RE100」の統括責任者であるSam Kimmins氏は、「世界最大級のEコマースサイトを展開する楽天の加盟を歓迎する。同社の加盟で日本企業の加盟社数が30社となったことは、低コストかつクリーンな電力が日本でビジネスをする上で求められていることを示している。我々は、2025年までに100%再生可能エネルギーに切り替えるという楽天の野心的なコミットメントを称賛し、他社をリードする存在になって欲しいと期待している」とコメントした。

 

https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/1217_01.html?year=2019&month=12&category=corp ec
http://there100.org/companies