国際標準化機構（ISO）は環境管理システムの国際規格「ISO14001」改正案に対する国際投票の結果、賛成多数で新規格として認められたことを明らかにした。今月16日に「ISO14001:2015」として正式発行される。

　今回のISO14001の改正作業は1996年の発行から20年目の大改正となった。2012 年初めから作業が始まり、7月2日に最終国際規格案が公表され、その後今月2日までの間に、規格案に対する国際投票が実施された。その結果、賛成61、反対1、棄権5だった。

　 旧規格は活動の体制づくりに主眼が置かれ、工場の環境保全のために認証を取得する企業が多かった。これに対して新規格は、製品の開発や販売、工場でのコスト削減活動など、本業と一体となって環境管理を推進する体制に改めた。

 

　環境問題が地球温……

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