HOME |オリンパス、大王製紙の 元マスコミ人や法曹関係者などの社外役員は機能したか(FGW) |

オリンパス、大王製紙の 元マスコミ人や法曹関係者などの社外役員は機能したか(FGW)

2011-10-31 13:43:56

日本企業の不祥事が相次いでいる。経営者の“暴走”をチェックする役割が期待される社外取締役、監査役は機能しているのか。オリンパスと大王製紙の社外役員をみると、意外な人材が集まっていることがわかる。

英国人社長の解任と、その後の法外なM&A取引の実態が明らかになったオリンパスは社外取締役3人、社外監査役2人を任命している。「独立的な立場から意思決定や監督を行うにあたり、各取締役が有する専門知識を問う社の経営に活かすことを期待」として、選ばれた3人の社外取締役は、順天堂大学医学部総合診療科客員教授の林田康男氏、元日本経済新聞専務で元テレビ愛知社長の来間紘氏、元野村証券でアルティマ・パートナーズ代表の林純一氏。社外監査役は取引先関連の2氏。

オリンパスの有価証券報告書:

https://info.edinet-fsa.go.jp/E01EW/BLMainController.jsp?1320040091792

大王製紙は社外取締役はいない代わりに、社外監査役が3人。元裁判官で弁護士の竹澤一格氏、元警察官僚の越智俊典氏、弁護士の山川洋一郎氏と、いずれも法曹界、警察関係者という法律の専門家をそろえている。

大王製紙の有価証券報告書:

https://info.edinet-fsa.go.jp/E01EW/BLMainController.jsp?1320040208890