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中国版SIFが発足。28日に発足記念のWebcast(FGW)

2012-02-27 21:43:43

SynTaoNonameCN
中国企業のCSR活動を金融投資の側面から促進しようと、中国版のChina Social Investment Forum(China SIF)が発足する。中国企業の活動が大きくなるにつれて、環境汚染や職務上の健康問題、工場での安全性問題などが、上場企業においても増加しているほか、IPO企業における課題も表面化している。これらの課題は中国企業に投資する投資家にとってリスクとなることから、中国での社会的責任投資の考え方を普及するとともに、社会的投資家育成も視野に入れている。

China SIFの活動は、中国で最初に上場企業の非財務情報の専門分析機関として活動している Security Times Chinese Listed Companies CSR Research Center と、CSRのコンサル会社のSynTao が共同でスポンサーとなって立ち上げた。SynTaoは北京のほか、ワシントンにもオフィスを持っている。

中国では、深玔証券取引所のGrowth Enterprise MarketでIPOを目指しているGuizhentang Pharmaceutical Co.Ltd が生きた熊の胆汁を使った製品を発売していることが、動物愛護団体などから糾弾されるという事件が起きている。作家や芸能人らも連名で、中国の証券当局に同社の上場を認めないよう嘆願書を提出中。この事件は投資家にも影響を与えているという。

発足記念のWebcast にはThe Association for Sustainable & Responsible Investment in Asia のTessa Tennant,Trucost のNeil Mclndoeらが出席する。

http://dty.stcn.com/receptionroom,160.html