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野村HD:超難関グローバル採用の新卒15人配属へ-M&A助言拡大(Bloomberg)ここで落ちこぼれた人が、年金基金や企業をたぶらかすのかなあ?

2012-03-29 15:54:06

Bloombergnomuradata
3月29日(ブルームバーグ):野村ホールディングスはM&A(企業の合併・買収)助言業務で、超難関の試験を通過し4月に入社する「グローバル型」として採用した新入社員のうち最大15人程度を配属する計画だ。また外資系銀行などから即戦力となるバンカーの起用も開始する方針で、需要が高まるクロスボーダーでの助言業務を拡大する。

複数の関係者によると、野村は高い英語力やバンカーとしての専門性、会計・法務の知識などが求められるグローバル型社員を約50人採用したもよう。今春の全体の新卒採用は約600人だが、グローバル型は報酬体系も国際標準で、それ以外の社員の約3倍が支払われる。同社のM&Aアドバイザリー業務の陣容は現在140人。

野村は昨年の日本企業関連のM&A助言ランキングで首位。ことしは日本企業による海外企業の買収がさらに拡大すると見込んでいる。東日本大震災や欧州債務危機を受け、国内で業務を営む国内外の金融機関が人員削減を進め、事実上採用を凍結している中、野村はM&A部門の強化を図る。

グローバルM&Aを統括する野村の奥田健太郎執行役は、ブルームバーグ・ニュースの取材に応じ、仕掛中のパイプライン案件はかなりあると指摘した上で、「われわれは海外資産の買収を模索する日本企業の需要に応えることに敏感になっている」と述べた。

野村の菅井馨子広報担当は、同社のM&A業務における人員採用の戦略についてコメントを避けた。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M1MGOB07SXKX01.html