HOME4.市場・運用 |海洋へ流出する廃棄廃プラスチック量、2040年までに3倍増に。2050年までには海洋の魚類全体の数量を上回る。政府の規制強化と企業の対応求められる。国際NGO、大学等が試算(RIEF) |
PLA003キャプチャ

 

  現在のペースでのプラスチック使用と廃棄が世界中で続くと、今後20年間に海洋に漏洩する廃プラの量はほぼ3倍増となり、2050年までには、海洋中の廃プラ量が魚類全体の数量を上回るとの推計が公表された。海岸線1km当たり50kgの廃プラが投棄される計算だ。これらの回収費用は年間1000億㌦(約10兆7000億円)に達する。現在、世界中の国々が実施・計画する削減・回収策の効果は、廃プラ量を7%削減に相当するだけ。抜本的な廃プラ削減が求められる。

 

 最新の廃プラ推計は、「Breaking the Plastic Waves」と題した報告書で示された。同報告書は、PEW慈善トラスト、英エレン・マッカーサー財団、オックスフォード大学、リード大学、NGOのCoomonSeas等が共同で作成した。

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