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三井住友トラストホールディングスが、UNEPFIの「自然資本宣言」に署名(FGW)

2012-06-19 20:45:05

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三井住友トラストグループは、国連環境委計画(UNEP)金融イニシアティブ(FI)が20日からブラジル・リオデジャネイロで開く「Rio+20」で宣言を予定している自然資本宣言(Natural Capital Declaration)に、日本の金融機関として初めて署名した。同宣言は、生態系保全のために必要な環境のストックを「自然資源」と位置付けて、金融機関が投融資の基本活動の際に配慮することを宣言するもの。

UNEPFIは「Rio+20」の会議において、同宣言を公表することによって、多くの金融機関の参加・署名を求める。すでに三井住友トラストホールディングスをはじめ、世界の37の金融機関が、宣言とともに署名を明らかにしている。金融活動に際しての配慮の対象となる自然資本は、土壌、大気、水、生物多様性など幅広い。署名金融機関はその重要性を認識するとともに、持続可能な自然資本の利用を目指すため、投融資活動に際して配慮するほか、自然資本を保護・育成するような金融商品・サービスの提供を進める。

三井住友トラストを含めた署名金融機関は以下の通り。各機関をみると、国際的なプロジェクトファイナンスを実施している大手金融機関はあまり参加していない。大手では、スタンダード・チャータード、ユニ・クレディット、NABなどのESG評価の高いところの名前があがっている。その他は、年金基金、ESG運用機関、地域・コミュニティ金融機関などが中心だが、中国の金融機関が複数参加していることが目に付く。

 

 (署名金融機関)

Athelia Ecosphere, ASN Bank, Banca Monte dei Paschi di Siena, Banco Multiva, Banco Pichincha, Banorte – Ixe, Caisse des Dépôts, Caixa Econômica Federal, Caledonia Wealth Management, Ltd., Calvert Investments, CDC Climat, China Merchants Bank, CIBanco, Cyrte Investments, Financiera Rural, FIRA – Banco de Mexico, Fundación Social, Infraprev, International Finance Corporation, MN, Mongeral Aegon, Mutualista Pichincha, National Australia Bank, Nedbank, Oppenheim, PaxWorld Management, Rabobank Group, Robeco, Shenzhen Development Bank, SNS Asset Management, Société Forestière, Sovereign, Standard Chartered, Sumitomo Mitsui Trust Holding, UniCredit, Vision Banco, Zevin Asset Management.

 

http://smth.jp/news/2012/120619.pdf