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今世紀末の世界人口は101億人。国連の最新推計。従来予測より上方修正(NT Times)

2011-05-04 17:34:08

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国連は今世紀末の世界人口が101億人に達するとの推計を発表した。これまで世界人口は今世紀半ばに90億人に達して安定すると推計されていたが、最新の推計ではさらに増加基調をたどるとの見方となった。人口の増加は、エネルギー、食糧、水、環境問題を引き起こすとともに、政治的、宗教的、人権的対立の激化を生む可能性も高まる。

最新推計は国連の人口局によって、5月3日に公表された。 a report

推計によると、人口増の目覚ましいのはアフリカ地区で、現在の10億人から、三倍以上の36億人に増加する。現在の世界人口は昨年10月時点70億人を突破している。60億人台から70億人台への移行は12年と、過去の増加ペースに比べて短くなっている。前回の推計(2008年)に比べ、今世紀半ばの人口は1億5600万人増の93億人に達する見込み。

人口増の要因としては、最貧途上国での出産率が予想ほど低下しないことや、米国や英国、デンマークなど多くの富裕国で、若干増加していることも影響している。国連人口局の担当官は、急成長国や西側諸国では家族計画を促進するための政策支援の継続という課題に直面するとしている。

英語版も参照。http://financegreenwatch.org/?p=943