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日本IBM大歳卓麻元社長 スカート内盗撮は22日! 8日遅れて30日に横並び報道 その裏に広告代理店のメディア・バイイング(ざまぁみやがれい!) 関係企業のCSRに課題

2012-08-31 14:28:42

大歳卓麻・日本アイ・ビー・エム元代表取締役社長
大歳卓麻・日本アイ・ビー・エム元代表取締役社長


日本IBM元社長を盗撮容疑で書類送検へ 警視庁  :日本経済新聞『四谷署によると、元社長は22日午前8時ごろ、JR四ツ谷駅構内の上りエスカレーターで、女性のスカート内を携帯音楽プレーヤー「iPod」の動画撮影機能を使って盗撮した疑いが持たれている。元社長は事情聴取に対し「盗撮に興味があった」と話したという。』

30日に一斉に報道された、日本IBM大歳卓麻元社長の盗撮行為だが、犯行は22日に行われていた。

犯行と報道に、1週間以上のタイムラグがあったということになる。

その理由は、大歳卓麻氏の肩書きにある。『日本IBMなどによると、元社長は今月、同社最高顧問を辞任。三菱UFJフィナンシャル・グループと明治安田生命保険、カルビー、TOTO、花王の5社で社外取締役を務めていたが、30日までに辞任した。総務相の諮問機関、情報通信審議会の会長も辞めた。』


つまり、盗撮の容疑で事情聴取された段階では、以下の会社の役員を務めていたことになる。

  • 日本IBM最高顧問

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ(社外取締役)

  • 明治安田生命保険(社外取締役)

  • カルビー(社外取締役)

  • TOTO(社外取締役)

  • 花王(社外取締役)


更に政府機関の役員も務めていた。

  • 総務相の諮問機関、情報通信審議会の会長


そして、これらを全て辞任した後に、新聞各社が一斉に報じたということになる。企業に加えて国家機関の要職にも、盗撮の容疑で事情聴取を受けた段階で就いていたわけだ。

まさか、30日に、大歳卓麻氏の盗撮行為をメディアが嗅ぎつけたわけではないだろう。

22日の段階でメディアは嗅ぎつけていたが、報道は、30日まで待ったと見るほうが妥当だ。

大歳卓麻氏の盗撮が報じられた時点で、氏が現役の役員を務めている会社は、イメージダウンが激しいだろう。だからこそ、大歳卓麻氏が役員を辞任後に報じられる必要性があったわけだ。

そこに広告代理店の存在があることは間違いない。

企業のイメージダウンを防ぐために、電通や博報堂は、できるかぎりメディアと交渉して、関係各所に都合の良いように、メディアコントロールしようと試みる。大きな広告枠を一手に担っている、つまりメディアバイイングしている電通・博報堂の願いをメディアは聞き入れざるを得ない立場であるということだ。

だから、22日の犯行が、30日にメディアが一斉に報じることになったのだろう。

 

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65821709.html