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レンゴー 段ボール・カルテル疑惑:同時期に価格調整か…2000年以降実施(毎日) 段ボールを発祥とするレンゴーグループでは、常に「人に、環境に優しいこと」が事業活動の基本です(大坪清社長)

2012-09-20 09:32:36

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段ボール製品の販売を巡る価格カルテル疑惑で、19日に独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けた段ボールメーカー各社が00年以降、7回にわたり値上げを繰り返していたことが分かった。値上げ幅や時期は各社ともほぼ同じで、公取委はシェアを維持するために各社が価格調整を繰り返し行っていたとみて調べている。

 関係者によると、各社は段ボール箱や段ボールシートの価格を00、02、03年にそれぞれ引き上げた後、06〜08年には3年連続で値上げした。最近では昨年末から今年2月にかけて値上げしている。7回の値上げ幅は2、3%から15%前後とさまざまだが、各社ほぼ同時期に同じような上げ幅で値上げしていた。

 また09年、段ボール製品の原料である段ボール原紙で1キロあたり約5円の値下げがあった際には、各社が数%の値下げを横並びで行っている。

 こうした価格変更は古紙や燃料価格の変動などを理由としていたが、段ボール箱を購入している企業から「各社は収益構造が違うはずなのに、値上げや値下げの幅が一律なのは不自然」という声が公取委に寄せられていたという。

立ち入り検査を受けているメーカーの一部担当者は「各社の社長で話し合って値上げを決めていた」と話しているとされ、公取委は各社トップが絡んだ大型カルテルの疑いがあるとみて、関係者の事情聴取を進めている。【古関俊樹】

http://mainichi.jp/select/news/20120920k0000m040159000c2.html

 

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