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差別が労災原因 元期間従業員、デンソー損賠提訴(中日新聞)

2012-10-04 09:34:42

Densologo
従業員の補助がなく、1人で作業を命じられたためにけがをしたとして、デンソー(愛知県刈谷市)の元期間従業員の男性(49)=名古屋市中村区=が3日、デンソーに690万円の損害賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こした。

 訴状によると、男性は2006年11月から09年11月まで、デンソーと契約。デンソー西尾製作所(愛知県西尾市)でカーエアコンの部品を点検する作業をしていた。

 09年5月28日、作業中に部品を詰める箱が足らなくなり、普段の2倍の重さがある14キロの箱を持たされたため、右肩の腱板(けんばん)損傷などのけがを負った。10年11月に労災認定された。

 3日に名古屋市内で会見した原告らは、デンソーが他の社員に補助させるなどの「安全配慮義務を怠った」と指摘。原告の男性は「社員に手伝ってもらえなかったのは、職場で期間従業員への差別があったから。それを裁判で明らかにしたい」と話した。

 デンソー広報部は「訴状を見ていないので、コメントできない」としている。

デンソーの期間従業員採用情報: http://www.denso.co.jp/ja/recruit/temporary/index.html

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012100490012104.html