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JR西と近畿車両、HV車両の走行実験 燃費改善「20%以上」 (各紙) エコ電車!

2012-10-10 06:37:58

JR西日本のハイブリッド車両
JR西日本のハイブリッド車両


各紙の報道によると、JR西日本と近畿車両は9日、リチウムイオン電池とディーゼルエンジンを組み合わせたハイブリッド車両の走行実験を年内に実施すると発表した。両社は5月に資本・業務提携で合意しており、今回の共同実験はその一環。従来のディーゼル車に比べて20%以上の燃費改善を見込む。


 ハイブリッド車両「スマートベスト」は近畿車両が開発した。エンジンを止める際に生じるエネルギーで発電し電池にためる。ディーゼルエンジンの出力は90キロワットで済み、360~400キロワットの出力が必要だった従来に比べてエンジンを大幅に小型化できる。振動や騒音も低減した。




 両社で走行実験を重ねて仕様を詰める。実用化の時期は未定。近畿車両は、電線がなくても走れる長所を生かし途上国にも売り込みたい考え。JR西日本は近畿車両の実質的な筆頭株主の近畿日本鉄道から発行済み株式の5%を取得し、近鉄に次ぐ第2位の大株主となった。