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新国家職能資格(キャリア段位制度)の第一弾となる「カーボンマネジャー」今冬までに誕生へ(FGW)

2011-06-09 22:03:17

温室効果ガスの計測や削減手法などを専門に評価・審査する新国家資格の「カーボンマネジャー」が今冬までに誕生する見込みとなった。政府の新成長戦略で打ち出した国家プロジェクトの一つである実践的な職業能力の評価・認定制度(キャリア段位制度)としての「実践キャリア・アップ戦略」の第一弾となる。

 同制度は英国のNVQ(National Vocational Qualification)がモデル。「介護・ライフケア分野」「環境・エネルギー(含む、林業)分野」「食・観光分野」の3分野に焦点を当て、「介護人材」「省エネ・温室効果ガス削減等人材(カーボンマネジメント人材:カーボンマネジャー)」「6次産業化人材」を第一次プラン対象業種として、具体化を進めているもの。職能評価はエントリーレベルからプロレベルまでの7段階を想定している。

このうち、カーボンマネジャーの準備がこのほどほぼ整った。このため今回の東日本大震災後の電力不足等への対応という需要にも即する形で、「レベル1~4に相当する人材」を50~100人規模で、今冬までに育成することを目指すことになった。近く、同制度に参加して研修等の事業を実施できる事業者の公募を行う。実施事業主体は5~10事業者を想定しており、固まり次第、8月~9月にも研修等の実務作業を実施する予定。その後の評価手続きを経て、11月以降に暫定的な段位を発行することになる。

参考資料:http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kinkyukoyou/suisinteam/TF/carbon_dai5/siryou3.pdf