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上海での日系部品企業社長軟禁事件は 会社側の罰金導入など就業規則への反発が原因(レイバーネット)

2013-01-22 09:17:34

ChinaShinmei
ChinaShinmei【レイバーネット】上海市閔行区にある日本企業、神明電機公司の全工員一千名余りが、1月18日から二日続けてストライキに突入している。会社の規則があまりに乱暴であることに抗議したものだ。行員たちは工場の入口を封鎖した。逃げようとした日本の管理者は労働者に止められた。

ストライキに参加している労働者によると、会社が新たに提示した49の規則では、事あるごとに罰金や解雇などをほのめかしているという。

たとえば遅刻一回50元、二回で100元の罰金が課され、一日の賃金が吹っ飛んでしまう。現在、残業が減っていることから労働者の給料の手取りは2000元にも満たないという。上海の生活水準を考えるとかなり厳しい状況であり、それに加えてこのような乱暴な規則が課されては耐えきれないという。

上海神明は1988年に創業。最初は日中合資だったが2010年に全株式を日本側に譲渡した。小型スイッチ、操作スイッチ、ソノレイドなどの電子部品を主に生産している。現在1000人余りが働いている。

関連記事: http://financegreenwatch.org/jp/?p=25466

新明電機も、問題が就業規則によって引き起こされたことを認めている⇒ http://www.shinmei-e.co.jp/img/20130121.pdf