HOME12.その他 |中国鉛中毒の子供「政府が血液検査を拒否」 汚染源工場と癒着? (共同) |

中国鉛中毒の子供「政府が血液検査を拒否」 汚染源工場と癒着? (共同)

2011-06-15 15:03:26

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは15日、中国で蔓延する鉛中毒に関する報告書を公表した。被害を受けた子供の親から聞き取り調査し「地元政府に血液検査を拒否された」「抗議を理由に逮捕された」などの証言を紹介、汚染源である工場との癒着が指摘される地方政府の対応の問題を批判している。 

 中国では鉛精錬工場や電池工場からの廃水などで住民が体に変調を来す例が相次いでいる。中央政府は対策に乗り出しているが、こうした工場は地方都市の経済成長を牽引していることもあり、対策が進んでいない。

 河南省の村では、当局が深刻な鉛中毒が疑われる子供数十人の血液検査を「器具が壊れた」と拒否。雲南省では高い鉛濃度を示していた子供が突然「正常」と診断され、検査結果の開示要求が却下された。(共同)http://sankei.jp.msn.com/world/news/110615/chn11061514560002-n1.htm