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福島県内の一般家庭 3人分の食事からストロンチウム検出(各紙)

2013-05-10 10:55:29

食の安全は
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各紙の報道によると、福島県は9日、県内の一般家庭で作られた78人分の日常の食事に含まれる放射性物質検査結果を発表した。このうち3人分の食事から1㎏当たり0.016~0.034ベクレルの放射性物質ストロンチウムを検出した。
調査によると、1日当たりの食事量と検出値から算出したストロンチウムの摂取量は最大0.071ベクレル。仮にこの食事を1年間食べ続けた場合の年間内部被ばく線量は最大0.00073ミリシーベルト(0.73マイクロシーベルト)と試算された。ストロンチウムは半減期29.1年の放射性物質。
ただ、福島県は「日本人がもともと食品に含まれる放射性物質から受ける内部被ばく線量と比べても十分低い数値」としている。しかし、今回検出されたストロンチウムは自然発生のものではなく、東京電力福島第一発電所の事故によるものとみられる。プルトニウムは全ての食事から検出されなかった。

 

日常食の調査は年齢ごとに1歳未満、1~12歳、13歳以上の3区分を設けて実施した。ストロンチウムは県北方部の1~12歳、13歳以上の食事各1人分、県中方部の1~12歳の食事1人分からそれぞれ検出された。