HOME |福島市民ら400人が一斉除染 国の除染は信頼できないと 自主的に実施(各紙) |

福島市民ら400人が一斉除染 国の除染は信頼できないと 自主的に実施(各紙)

2013-05-19 22:52:33

fukushimaPN2013051901001690_-_-_CI0002
除染のため、道路脇の土を取り除く市民ら=19日、福島市
除染のため、道路脇の土を取り除く市民ら=19日、福島市


各紙の報道によると、福島市内で19日、市民やボランティアが自主的な放射能汚染土壌等の除染活動を実施した。除染は基本的に国が責任を負うべき事業だが、これまで請負業者の手抜きや、下請け事業者による除染労働者への不正手当、暴力団の介入などの不祥事が相次いでおき、肝心の除染への信頼が回復していない。そこで、行政に任せきりにせず、住民が主体的に地域の放射性物質除去に取り組んだ。約400人が一斉に作業に従事した。

この日、除染対象となった福島市内の繁華街の道路脇では、住民らが道路の側溝や植え込みの放射線量を測り、毎時2マイクロシーベルト以上を検出した土や雑草をシャベルや工具を使って丁寧に取り除く作業を続けた。

作業に参加した福島市上町の飲食業長島豊さん(66)は「今までは、除染のやり方がよくわからなかった。実際に作業によって線量が下がるとうれしいね」と笑顔を見せた。

今回の市民による自主的な除染活動は、2011年6月から県内で自主的な除染活動を進めている福島市の市民グループ「花に願いを」が、広く呼びかけ、参加者にやり方を指導して実施した。

 

http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013051901001633.html