HOME |中国、毎年500億キロの食糧をムダに 節約は喫緊の課題(新華経済) |

中国、毎年500億キロの食糧をムダに 節約は喫緊の課題(新華経済)

2013-05-27 19:11:21

Chinafood507-280x195
Chinafood507-280x195【新華社武漢】 中国の食糧収穫後の損失は毎年500億キロを超え、全国の食糧総収穫量に占める比率は9%以上、農地1億4500万ムー(約967ヘクタール)の収穫量に匹敵する。食糧節約や損失削減にはまだ大きな余地が残されているが、そのための任務は十分に重い。

国家糧食局主催の食糧科学技術活動ウィークの18日付の情報によると、中国では、毎年、虫・ネズミ、雀、カビなどによる食糧貯蔵中の損失は200億キロ以 上、食糧加工・食用油加工中の損失は50億キロ以上、食糧貯蔵・輸送中の損失は約50キロ、飲食産業での食糧浪費は200億キロ以上となっている。

2013年食糧科学技術活動ウィークの一環として、「科学的な食糧節約・損失削減、食糧の安全確保」を主題とする写真展が武漢軽工大学で開催された。開幕 式で、武漢軽工大学の大学生は「食糧を大切にし、節約する行為はまず、自分から」というスローガンを掲げ、全国の大学の教職員・学生がまず、食糧の大切 さ、節約の重要さを率先して訴え、実践することを提唱している。

専門家によると、中国は9年間連続で食糧増産を達成しているが、今後も増産を続けるのは難しくなってきている。食糧の節約は増産することで、「無形良田」を開発するに等しい。食糧節約は長期的な戦略的任務であり、ひいては当面の喫緊の課題でもある。

(翻訳 李継東/編集翻訳 小菅友香子)

 

http://www.xinhua.jp/industry/farming_livestock_forestry/346797/