|HOME
|大阪大学は「ブラック大学」 「非常勤講師5年で雇止め」の就業規則制定を強行 年収150万円講師が刑事告訴へ(My News Japan) |
大阪大学は「ブラック大学」 「非常勤講師5年で雇止め」の就業規則制定を強行 年収150万円講師が刑事告訴へ(My News Japan)
2013-05-28 18:51:47
4月から施行された改正労働契約法では、通算5年を超えて働く有期労働者が希望すれば期間の定めのない契約に移行できることになったが、大阪大学は正反対に、非常勤講師を最長5年で雇止めする新しい就業規則の制定を1月下旬に決定し、4月1日から施行した。
専任教員と非常勤教員との間の差別的待遇の格差がいっそう開く。阪大は、数のうえで非常勤の数が圧倒的に多いことから、労基法90条に定められた、当事者の意見を聞くための過半数代表選挙から、非常勤を外した。同大の非常勤講師である新屋敷健氏は、国連の委員会に赴き、これを批判するレポートを提出。
国連社会権規約委員会は5月21日までに、日本政府に対し、非正規への差別待遇を是正するよう厳しい勧告を出した。新屋氏に、ただでさえワーキングプアな非常勤に対し雇用までを奪う阪大の内情を聞いた。
4月から施行された改正労働契約法では、通算5年を超えて働く有期労働者が希望すれば期間の定めのない契約に移行できることになったが、大阪大学は正反対に、非常勤講師を最長5年で雇止めする新しい就業規則の制定を1月下旬に決定し、4月1日から施行した。専任教員と非常勤教員との間の差別的待遇の格差がいっそう開く。
阪大は、数のうえで非常勤の数が圧倒的に多いことから、労基法90条に定められた、当事者の意見を聞くための過半数代表選挙から、非常勤を外した。同大の非常勤講師である新屋敷健氏は、国連の委員会に赴き、これを批判するレポートを提出。国連社会権規約委員会は5月21日までに、日本政府に対し、非正規への差別待遇を是正するよう厳しい勧告を出した。新屋氏に、ただでさえワーキングプアな非常勤に対し雇用までを奪う阪大の内情を聞いた。
「私は大阪外国語大学で英語を教えていましたが、2007年に大阪大学と統合されたため、現在は同大の外国語学部になっています。
阪大で2コマ、ほかの大学で2コマ教えていまして、合計4コマ。他の人に比べてコマ数は少ないです。20コマ入れて、体を壊した人もいます。専任でも阪大は12コマ(早稲田は5コマが普通)担当している人もいるので、けっこうきついと思います。
阪大の非常勤講師の報酬は、一律1時間あたり6685円。一コマ(一授業)90分ですが、準備などもあるので一コマ2時間として計算し、一コマ1万3370円ですね。
それでも関西では一番高く、1時間5千円代のところもあり、経験年数によりランク分けされる大学もあります。
私立大学は月額制ですが、国公立大学は回数制なので前の月に実施した授業回数によって報酬が決まり、次の月に支払われる方式です。
たとえば阪大は、9月には授業がないので、10月にはまったく支払いがないことになります。私立はもともと回数制だったので、年間総額を12等分して月額でならしたみたいです。
年間30週ですから、6685円×2時間×30週で、一コマあたりの年間報酬が決まります。私などは4コマですから、年収は150万円でワーキングプアーです。