HOME12.その他 |加米パイプラインの原油漏れリスクを警告=専門家が分析(Reuters) |

加米パイプラインの原油漏れリスクを警告=専門家が分析(Reuters)

2011-07-13 11:21:43

【ワシントン11日ロイター時事】カナダのオイルサンドから米テキサス州に原油を輸送するトランスカナダ社のパイプライン敷設計画について、ネブラスカ大学水資源専門家がこのほど、導管からの漏れが起きる可能性の件数や規模を過小評価しているとの分析をまとめた。

 同計画への反対運動を精力的に展開している環境保護団体フレンズ・オブ・ジ・アースが11日公表した。オバマ政権は、幾つかの州を縦断して日量50万バレルの原油を輸送するこの計画について、年内に敷設を認可するかどうか決定を下すとみられている。

 分析に当たった同大学のジョン・スタンズベリー氏は、トランスカナダが認可申請に当たって、原油漏れの影響を十分に評価していなかったと述べた。同氏は、環境団体から資金供与は受けておらず、独立の立場で分析を行った。これに対し、トランスカナダはスタンズベリー氏の主張に真っ向から反論、「業界の主流の手法で評価を下した」と述べた。

http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011071200265