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欧州委員会が矢崎・古河電工などを罰金処分へ、電線カルテルで=関係筋 (Reuters)

2013-07-06 17:24:46

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yazakiimagesCAB5949H[ブリュッセル 5日 ロイター] – 欧州委員会は来週、自動車用ワイヤハーネス(組み電線)をめぐる価格カルテルを結んでいたとして矢崎総業や古河電気工業<5801.T>など4社に罰金を課す見通し。関係筋3人が、5日明らかにした。

同筋によると、2社に加え罰金の支払いを命じられるのは、矢崎の子会社S―Yシステムズ・テクノロジーズ・ヨーロッパと独レオニ。

住友電気工業<5802.T>は当局にカルテルを通知したことから罰金を課されない。

このほか、デンソー<6902.T>、フジクラ <5803.T>、米デルファイ・オートモーティブ、米ビステオン、GSエレクテック、リア・コーポレーションも調査を受けたがその後、対象から外れた。

日米当局はカルテル問題ですでに多額の罰金を命じており、欧州委の罰金額は、これよりも大幅に小さくなる見込みという。

欧州委競争政策部門のコロンバーニ報道官はコメントを控えた。

矢崎総業の広報担当者は調査を受けており、欧州当局と協力していると述べた。詳細に触れることは控えた。

住友電工も、同社に対する調査が継続していることを認めたが、これ以上の詳細には言及しなかった。

古河電工の広報担当者は、調査開始時に対象となっていたことを認める一方、現在も調査を受けているかについては発言を控え、今後のいかなる調査にも協力していくと述べた。

レオニのシュミット広報担当は憶測についてはコメントしないとし「欧州委が決定を下せば対応する」と語った。

ビステオンのフィッシャー広報担当は電子メールで「欧州当局から連絡を受けておらず、この件について認識していない」と説明した。

他のメーカーとは現段階で連絡がとれていない。

 

http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2013/07/104675.php