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KDDI、埼玉県伊奈町の武蔵野の樹林地3.5ヘクタールを同県と町に寄付(各紙) KDDIは偉い!

2013-07-11 23:53:37

桜並木でも知られる無線山
 

桜並木でも知られる無線山
桜並木でも知られる無線山


各紙の報道によると、埼玉県、伊奈町と通信大手KDDIは11日、同社が同町内に持つ武蔵野の面影を残す樹林地を県と町に寄付する覚書を結んだ。社有地のうち、3.5ヘクタールを県と町に寄付する。残りの土地は県と町が買い取り、全体で4.5ヘクタール分を市民が親しめる自然緑地として保全することになる。


 緑地の運営については、保全に協力する地元のボランティア住民を募って、運用をゆだねる方針。2015年度をめどに保全活動が始まる。緑地の保全活動には、KDDI社員も参加する予定。




 緑地が保全される場所は、ニューシャトル志久駅近くで、KDDIの無線施設があったことから「無線山」の愛称で周辺の住民に親しまれている。現在は通信施設は撤去され遊休地。緑地一体は、くぬぎなどの武蔵野の原風景を残しており、また桜並木でも有名だ。




 埼玉県はこれまでも県内の優れた自然や歴史的な環境が残る土地を買い上げ、運営保全は住民らがボランティアで担当する「緑のトラスト運動」を展開している。今回のKDDIの緑地も、この制度を適用して、寄付分以外でKDDIが持つ0.8ヘクタールと、KDDI以外の所有者が持つ0.2ヘクタールも取得して、保全面積4.5ヘクタール全体を保全する。

県は同地域の整備のために、トラスト基金から約9000万円を支出予定で、町も約4500万円を負担する。今回の土地取得で、県内のトラスト保全地は計63ヘクタールとなる。