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「やるべきことやった」 政権1年3カ月 菅首相が退陣会見(東京新聞)

2011-08-27 14:24:56

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 菅直人首相は二十六日夕、官邸で退陣の記者会見を行い、一年三カ月近くの政権運営について「与えられた厳しい環境の中で、やるべきことはやった。内閣としては一定の達成感を感じている」と強調した。具体的には、東日本大震災や福島第一原発事故への対応、社会保障と税の一体改革などを挙げた。  

一方で原発事故に関しては「首相として力不足、準備不足を痛感した。事故を未然に防げず、多くの被災者を出してしまった」と述べた。また「ねじれ国会の制約の中で、円滑に物事を進められなかった点は大変申し訳ない」と陳謝した。




 後任の首相については「物事を先送りするのではなく、自らの責任で進める人がリーダーにふさわしい」と指摘。「社会保障・税一体改革は、いかなる政権も避けて通れない。国民に理解してもらい、与野党で協力して実現してほしい」と求めた。




 退任後の活動については「大震災、原発事故発生時に首相を務めていた政治家の責任として、原発に依存しない社会実現に最大の努力を続けたい」と述べた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011082702000039.html