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ベネッセの個人情報流出、「進研ゼミ」など最大2070万件か 会社側は内部流出の可能性を示唆 (各紙)

2014-07-10 00:02:45

原田泳幸会長兼社長





顧客情報の漏洩があったのは、ベネッセの通信教育「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」、「ねこのきもち」などが対象。これらのサービスを利用している子供や保護者の名前、住所、電話番号、子供の性別、生年月日などが含まれている。ただし、クレジットカード番号や、成績情報などは漏洩がなかったと説明している。

 

ベネッセ、情報漏えいのあった商品・サービス一覧

ベネッセによると、通信教育事業を行うIT事業者からのダイレクトメールが、6月26日以降、ベネッセの顧客に多数届いていることがわかり、同社からの情報漏洩が起きていることが発覚した。流出した顧客情報データベースへのアクセス履歴を調べた結果、外部からの不正アクセスの兆候はなかったといい、内部流出の可能性が出ている。社内データベースにアクセスできる権限は一定の社員に限られており、同社ではこれらの社員以外の内部者が何らかの形で関与した可能性が高いとみている。警察も捜査を開始しているという。

 

原田泳幸・会長兼社長は9日、都内で開かれた緊急の記者会見に臨んだ。その中で「多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。全精力を傾けて解決に向けてリーダーシップを図っていきたい」と述べた。原田会長兼社長は、日本マクドナルドの会長のまま、今年6月21日、前年から社外取締役として在任していたベネッセ・ホールディングスの代表取締役会長兼社長に就任し、サプライ人事として話題を集めた。

 

前任の福島保社長は代表権のある副会長に、福武總一郎会長は最高顧問に退いた。原田氏は、アップルコンピュータジャパン社長から日本マクドナルドのCEO(最高経営責任者)になって8期連続で既存店売上高を伸ばすなど、その経営力が財界では評価されている。ベネッセの社長就任も、福武前会長による抜擢とみられている。しかし、実力者による抜擢人事自体が、社内での不協和音を招いた可能性もある。

 

http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/09/benesse_n_5569812.html?utm_hp_ref=japan