HOME11.CSR |大阪の介護会社「寿寿」 フィリピン人女性介護職員採用で異常な誓約書 「死亡しても会社の責任問わず」と(共同) 日本は”ブラック国家”と世界に思われる  |

大阪の介護会社「寿寿」 フィリピン人女性介護職員採用で異常な誓約書 「死亡しても会社の責任問わず」と(共同) 日本は”ブラック国家”と世界に思われる 

2014-07-13 23:25:30

介護会社「寿寿」がフィリピン人女性を介護職員として採用する際に提出させていた誓約書のコピー
介護会社「寿寿」がフィリピン人女性を介護職員として採用する際に提出させていた誓約書のコピー
介護会社「寿寿」がフィリピン人女性を介護職員として採用する際に提出させていた誓約書のコピー


関西地域の介護会社「寿寿(じゅじゅ)」(大阪府東大阪市)が、フィリピン人女性を介護職員として採用する際に、本人が死亡しても会社の責任は問わず、「永久に権利放棄する」との誓約書を提出させていたことが12日、共同通信の取材で分かった。

 

フィリピン人の女性職員からは「労働条件が厳しい」との苦情が出ており、宿直勤務を月間13回させた書類も残っている。職員が死亡した場合に会社を免責する誓約書に署名させていた理由や、休日取得などの実態について、厚生労働省が調査に乗り出した。

 

政府は介護分野の外国人労働者を増やす方針だが、雇用契約や労働条件に問題がないか、監視する対策が求められそうだ。

 

「寿寿」は大阪府や奈良県で13施設を運営しており、2009年ごろにフィリピン女性の採用を始めた。

 

フィリピン人女性の証言や契約関連の文書によると、「寿寿」の関連団kタイ「まごのてフィリピン」がマニラで職員採用の集団麺札を実施した際に、英文と和文の「権利放棄証書」を配布した。「自然な状況」で本人が死亡しても、刑事、民事のいずれでも寿寿を責任追及の対象にしないと書かれていた。

 

寿寿側は「あなたを守ってくれる書類だ」と説明。これまでに延べ30人程度が文書に署名、提出させられたとみられる。

 

寿寿を傘下に置く一般社団法人「キョーエイグループ」の児林秀一理事長は取材に「現時点ではコメントを控えたい」と話している。

 

<誓約書の要旨>

1、私は日本にいる間に自然な状況で死亡した場合、すべての金銭あるいは他の義務的行為から寿寿、代表者、役員、管理者、社員を解放し、永久に権利放棄します。

1、私は自然死から発生する任意の問題に関し、寿寿、代表者、役員、代理人に対していかなる犯罪や民事訴訟の原因もないと認めます。

1、私は自然死に関連し、寿寿、代表者、役員、代理人、社員を訴追しないことを保証します。

http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014071201001954.html

 

 

 

http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014071201001954.html