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中国の近海養殖で多量の薬品投与、深刻な海洋汚染の原因に―仏メディア(レコード・チャイナ)

2014-09-12 22:04:53

10日、中国の近海養殖業で抗生物質などさまざまな薬品が投与されている影響により、エビがほぼ全滅するなど食物連鎖が断絶する事態が起きている。写真は連雲港の漁師の村。
10日、中国の近海養殖業で抗生物質などさまざまな薬品が投与されている影響により、エビがほぼ全滅するなど食物連鎖が断絶する事態が起きている。写真は連雲港の漁師の村。
10日、中国の近海養殖業で抗生物質などさまざまな薬品が投与されている影響により、エビがほぼ全滅するなど食物連鎖が断絶する事態が起きている。写真は連雲港の漁師の村。


2014年9月10日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、中国の近海養殖業で抗生物質などさまざまな薬品が投与されている影響により、エビがほぼ全滅するなど食物連鎖が断絶する事態が起きている。

中国の官製メディアは、中国の近海養殖産業が経済的な利益のため、養殖の過程で抗生物質などの薬品を大量に投与しており、それによって他の近海生物がほぼすべて絶えてしまっていると伝えた。渤海湾全体を含む遼東半島から山東半島へと至る広範囲で、養殖しているナマコの生育率を上げ、病気の発生を抑制することを目的に、さまざまな薬品が使用されている。

ナマコの養殖に多量の薬品を投与していることは公然の事実となっており、養殖の害となる他の生物を排除する目的でも薬品が投与されている。その影響で水質が悪化し、汚染水は養殖場から直接自然に排水されているため、他の魚や鳥の生存を脅かしている。渤海湾の生態環境は海水のミネラルバランスが失われるなど、すでに深刻な状態に陥っている。(翻訳・編集/岡田)

http://www.recordchina.co.jp/a94039.html