HOME |滋賀・高島市 基準超過のダイオキシン含有ばいじんの不正処分の追加費用負担で、同市が「退職職員にも賠償請求可能」と回答(京都新聞) |

滋賀・高島市 基準超過のダイオキシン含有ばいじんの不正処分の追加費用負担で、同市が「退職職員にも賠償請求可能」と回答(京都新聞)

2014-12-09 19:18:29

takashimashi2キャプチャ
takashimashi2キャプチャ滋賀県高島市が環境基準値を超えるダイオキシン類を含むばいじんを神戸沖の処分場に搬入した問題で、処分場の環境調査などの費用負担について、退職者を含む市の関係職員への賠償請求を検討する考えを福井正明市長が示したことに反対の立場で公開質問状を提出した「見張り番滋賀」など三つの市民団体が8日、「賠償請求は一般的には可能」とする市の回答を公表した。

質問状では、公務員の職務に伴い発生した損害は国や自治体が賠償し、公務員は責任を負わないとした国家賠償法に関する最高裁判決を基に「市の主張は法的根拠がない」と指摘した。

 

回答は5日付。市は最高裁判決の解釈について「被害者から公務員に対する賠償請求を否定したもので、市が被害者へ賠償した後、(故意または重大な過失があった場合は)公務員に求償することを否定していない」と説明。退職職員への賠償請求については「要件を備えているかどうか、事実関係の調査と専門家への相談を通じて検討したい」と答えた。

http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20141209000035