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稚内の風車炎上 機械室を全焼 漏電か落雷の可能性(北海道新聞)

2011-10-03 13:33:43

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【稚内】2日午後0時15分ごろ、稚内市更喜苫内(さらきとまない)の風力発電施設「さらきとまないウインドファーム」の風車から出火。プロペラの回転軸付近にある発電機などを収めた機械室を全焼し、プロペラの一部も焼いた。

 風車は支柱の高さが66メートル、3枚のプロペラはそれぞれ長さ30メートル。稚内消防署や目撃者によると、風車は爆発音を伴って炎上し、破片が飛び散った。プロペラなどの落下の危険性があって消火作業が行えず、約4時間後に自然鎮火した。けが人はいなかった。

 施設の運営会社「さらきとまない風力」によると、この風車は1日昼に不具合が起きたために運転を中止し、2日に点検することになっていた。稚内地方気象台によると、出火当時、宗谷地方には雷注意報が出されていた。稚内署と稚内消防署は漏電か落雷の可能性が高いとみて、出火原因を調べている。

 同社は丸紅が中心となって設立され、現在は電源開発の関連会社。同施設には出力1650キロワット(1基当たり)の風車9基があり、年間発電量は一般家庭約1万世帯分になる。2001年に発電を開始し、風車の火災は初めてという。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/322491.html