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「憲法9条」 今年もノーベル平和賞候補に登録決まる。韓国、コスタリカも応援。ノルウェーの委員会、日本の安保法制論議等を見つめながらの審査に(FGW)

2015-06-11 22:36:26

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市民で構成する「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は10日、2015年度のノーベル平和賞候補に「憲法9条を保持している日本国民」が正式に登録されたと発表した。

 

 「憲法9条」は昨年も候補にあがったが、インドのマララさんらが受賞し、受賞を逸した。今年の推薦人には、指定分野の大学教授23人、超党派の衆参国会議員61人、合計84人が含まれ、ノルウェーのノーベル平和賞委員会に推薦していた。日本の「憲法9条」には、韓国の市民団体なども「「憲法9条にノーベル平和賞を」韓国実行委員会を結成、推薦している。韓国の国会議員は日本の議員の倍以上の142人が推薦人になっている。

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 日本の実行委は、登録発表に際して、「安倍内閣の『安保関連法案』はすでに多くの憲法学者が指摘するように『日本国憲法』違反であり、戦後の民主主義を根底から覆すもの。沖縄・辺野古の基地建設も、沖縄県民の反対の声に耳を傾けることなく、軍事基地建設を一方的に押し進めている。これは原子力発電の再稼働問題にも言える」と、”憲法9条違反”の現政権を強く批判した。

 

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  ノーベル平和賞の決定は10月。ノーベル委員会は、日本国内の国会審議や、沖縄辺野古問題の帰趨等を見つめながら、「憲法9条」の価値を評価することになる。

 

 また今年度はコスタリカ国会も、特別議会で、「平和憲法を長年にわたって保持してきた日本とコスタリカの両国民」をノーベル平和賞に推薦し、満場一致で採択されている。

 

 実行委はノーベル賞受賞に向けて、ネット等での署名活動に加え、「憲法を読み直す運動」を展開していくとしている。

 

http://www.kanaloco.jp/article/101830