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環境NGOのグリーンピース 専用船「虹の戦士号」を、地元沖縄の要請を受けて辺野古沖に派遣へ。基地埋め立てではなく、海洋保護区を要請。海上保安庁監視の役目も(Greenpeace)

2015-10-15 15:19:41

Greenpeace1キャプチャ
国際環境NGOグリーンピースは15日、米軍新基地移設先の沖縄県名護市辺野古の海域に、グリーンピースの船「虹の戦士号」(オランダ船籍、855トン)を11月上旬に派遣し、海洋環境調査や地元市民団体へ賛同を示す活動を展開することを発表しました。(Greenpeace)
  今回の派遣は、地元の市民団体や議員から招へいを受け、それに応じるものです。「虹の戦士号」は現在韓国沖を航行中です。グリーンピースは2005年、2007年にも名護市辺野古沖へ船を派遣しており、今回が3度目の訪問です。

 


グリーンピース・ジャパン海洋生態系担当の小松原和恵は「沖縄県知事の埋め立て承認取り消しに対し、政府が不服審査請求を申し立てることで承認取り消しを無効にしようとすることや、埋め立てに関して適切な環境アセスメントが行われていないことなど、同基地建設のプロセスは明らかに非民主主義的です。

 

ジュゴンやウミガメを含む絶滅危惧種262種のすみかでもある辺野古・大浦湾は、基地ではなく、海洋保護区として未来に残すことを強く求めます」と訴えました。

 

沖縄・生物多様性市民ネットワークの吉川秀樹共同代表は、グリーンピースの船を招へいしたことに関して、「2005年、2007年と辺野古にグリーンピースの船がきたとき、基地建設に対して抗議を行ってきた地元の私たちは、非常に勇気付けられました。

 

地元沖縄の圧倒的な基地建設反対の民意がある中、基地建設を強行する政府には憤りを感じます。今回も『虹の戦士号』の訪問が、埋め立てに反対する人々への声援となり、地元の民意を国内外に伝えるきっかけになればと思います」と述べました。

 

グリーンピースは、世界の海の40%を海洋保護区に制定することで、多様なすべての生物の命を育み続けることのできる豊饒の海を守り、将来世代にまで繋げることを目標の一つとしています。

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2015/pr20151015/