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大気汚染による年間の死者550万人以上、中国、インドだけで世界の55%(AFP)

2016-02-13 15:47:26

beijingキャプチャ

 

  【2月13日 AFP】大気汚染のため世界で年間550万人以上が死亡しており、その55%が急速な発展を遂げる中国とインドでの死者だという報告が12日、米首都ワシントンで開催された米科学振興協会(AAAS)の年次会合で発表された。

 

  積極的な大気汚染対策を取らなければ、今後、早期死亡者は増加の一途をたどると研究者らは警告している。

 

 カナダ・バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学人口・公衆衛生学部のマイケル・ブラウアー教授は、大気汚染は死亡については世界で4番目、環境汚染に伴う疾病については最大のリスク因子だと述べた。

 

 米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)では、大気汚染は高血圧、食生活、喫煙に続き4番目に高い死亡のリスク要因となっている。

 

 「大気汚染を減らすのは、人々の健康を改善する上で信じられないほど効果的な方法だ」と、ブラウアー教授は語った。

 

 中国とインドは大気汚染による世界の死者数のうち55%を占め、2013年には中国で約160万人、インドで約140万人が大気汚染のため死亡している。

 

http://www.afpbb.com/articles/-/3076768