英ロンドンで 大気汚染の監視役にハトを採用、 街を行くサイクリスト、ジョギング愛好家、乳母車押しの乳母らもパトロールに参加(各紙)
2016-03-17 23:20:41
英国のロンドンで16日、大気汚染の監視をハトを使って行う「ピジョン・エア・パトロール」が導入された。都市で生活するハトに、二酸化窒素(NO2)やオゾンの濃度を測定するセンサーやGPSを装着し、常時汚染状況を把握しようというもの。
「ピジョン・エア・パトロール(Pigeon Air Patrol)」と名付けられた大気汚染監視プロジェクトは、フランスの新興企業プリュムラボ(Plume Labs)と英マーケティング・テクノロジー会社の「DigitasLBi」が共同で始めた。
この日、放たれたハトはトライアルの10羽。ハトによって収集されたデータは、ウェブサイトpigeonairpatrol.comで誰もが見ることができる。
さらにロンドンのImperial Collegeと連携して、100人の人に汚染物質把握のセンサーを装着してもらう調査も進めている。
また、自転車のサイクリストや、ジョギング愛好家、乳母車を押している人など、街を日々、行き来している人々にも、同様のセンターを装着してもらい、その結果はスマホで送信する活動への参加を幅広く呼び掛けている。
大気汚染の影響は、人も、ハトも、等しく被る、というわけだ。
http://www.crowdfunder.co.uk/crowdsource-air-pollution-in-london