地震で破損した太陽光発電設備、感電のリスクも。太陽光発電協会が6項目の取り扱い注意事項を公表(RIEF)
2016-04-19 12:03:59
太陽光発電協会(JPEA)は15日、熊本地方での地震発生を受けて、太陽光発電パネルが震災で破損した場合などの注意事項を公表した。
破損しても発電状態になっている可能性があるためで、感電や堆積物による火災などの恐れがある。
住宅の屋根などに設置された太陽光発電施設が、住宅の倒壊とともに破損、地上に堆積している場合でも、太陽光パネルに日照が当たると、発電する可能性がある。
そのため、「破損時の注意事項」として、壊れていても感電の恐れがあるので、触れない。太陽光設備の販売施工事業者に連絡して任せること、としている。
救助活動などで、やむを得ず破損したパネルを取り扱わざるを得ない場合の注意事項として6点を指摘している。
①素手で触れない②乾いた軍手やゴム手袋など絶縁性のある手袋を使用③複数のパネルがケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか切断し、可能ならパネルをブルーシートや段ボールで覆うか、裏返しにする。
④可能ならケーブルの切断面の銅線がむき出しにならないようビニールテープを巻く⑤パネルを廃棄場に運ぶ際には、ガラス面を細かく破砕する⑥夜間に作業をする場合も、同様の手順に注意して行う――など。