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欧州北部の独仏等での豪雨と洪水被害続く。パリではルーブル美術館が休館になるなど都市機能マヒ。死亡者は10人に(各紙)

2016-06-03 12:29:36

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  各紙の報道によると、欧州北部のドイツやフランスなどで続いている豪雨の影響で、各地で洪水が発生している。フランスのパリでは、ルーブル美術館が休館となるなど、都市機能がマヒしている。これまで仏独などで10人が死亡、数千人が避難している。オランド仏大統領は、被害の最も深刻な地域に対し非常事態を宣言した。

 

 

 豪雨が降り続くフランスやドイツ、オーストリアの一部地域では、道路が寸断され、建物の屋上に住民が取り残されるなどの被害が発生。学校の休校も相次いでいる。仏独両国の気象予報機関は、今後の降雨に警戒するよう呼び掛けている。

 

 非常事態を宣言したフランスのオラント大統領は、被害を出している地元当局に洪水被害対策費用として資金拠出を約束した。

 

 観光シーズでもあるが、フランスのロワール渓谷では、16世紀に建設された観光名所のシャンボール城周辺が冠水した。同地域では河川の氾濫で住宅地が危機に直面、数千人の住民が自宅から避難しているという。また、パリ南部のヌムール市では洪水で市中心部の建物2階部分まで水が迫り、住民およそ3千人が避難した。

 

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 パリでは、セーヌ川の水量が急増しており、市当局はセーヌ川沿いに防水壁を設置した。ルーブル美術館はこのセーヌ川に接していることから、3日、休館とした。同館は、地下に保管している貴重な美術品を避難させると発表した。

 

 また、同じくセーヌ河岸にあるオルセー美術館も、2日から閉館している。同館についても、川の水位が5.5mを上回った場合、美術品の一部を上階に移動させる体制を整え、水位を見守っているという。

 

 ただ、これまでのところ、セーヌ川の氾濫によるパリ市内への被害はほとんどなく、中心部に水が到達する可能性も低いとみられている。

 

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 フランスやドイツでは、洪水によってこれまでに10人が死亡、数千人が自宅からの避難を余儀なくされている。

http://www.afpbb.com/articles/-/3089244?cx_part=txt_topstory