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コニカミノルタ、近畿日本ツーリストなど4社、広島平和公園の折り鶴回収・再生プロジェクト開始。折り鶴を循環させる(RIEF)

2016-08-02 13:57:28

hiroshima3キャプチャ

 

  コニカミノルタジャパン(東京)、近畿日本ツーリストなどの4社は、広島平和記念公園(広島市中区)に世界中から捧げられて古くなった折り鶴を回収・再生し、再び折り鶴としてよみがえらせる「折り鶴の再生・循環プロジェクト」を開始する。

 

 参加するのは2社のほか、クラウン・パッケージ(愛知県小牧市)とトモエ(広島市安佐南区)。広島の平和公園には世界中から年間約1000万羽の折り鶴が届けられる。先に同地を訪問したオバマ米大統領も自ら折った鶴を捧げた。

 

 

 ただ、折り鶴の量は年間に届く分だけで、約10トンにもなる。このためこれらをすべて飾るスペースの確保は難しい。そこで民間団体などが折り鶴を回収し、それを広島市内の授産施設で選別、製紙会社の協力を得て再生紙にするなどの活動が各地で続けられている。

 

hiroshimaキャプチャ

 

 今回の「再生・循環プロジェクト」では、クラウン・パッケージとトモエの管理によって折り鶴を回収・再生、再生紙「カラフルウィッシュ」を生み出す。これをコニカミノルタが断裁、印刷、加工を行なって、再び折り紙として制作する。近畿日本ツーリスはこの再生折り紙を修学旅行などの学校行事で広島を訪問する予定の学校に、平和学習教材として提供する。4社のプロジェクトの特徴は、折り鶴を折り紙として再生・循環させる点がポイントだ。

 

 同プロジェクトは、国連教育科学文化機関(UNESCO)の憲章に基づく活動に合致すると認められ、再生折り紙の売り上げの一部を、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟に寄付する。

http://www.konicaminolta.jp/business/information/2016/160726.html

http://www.crown-grp.co.jp/products/fsc.html

http://www.knt.co.jp/kouhou/news/16/0726.html

http://hiroshima-orizuru.com/project/index.html