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グリーンエネルギーだけで船の世界一周へ。太陽光、風力、そして水素。来年2月に出航へ(AFP)

2016-09-16 12:34:58

boatキャプチャ

 

 【9月16日 AFP】次世代ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2(Solar Impulse 2、Si2)」は太陽エネルギーのみで世界一周を達成したが、「海のソーラー・インパルス」と呼ばれる船が、再生可能エネルギーと水素だけで世界一周する歴史的な旅への準備を進めている。

 

 双胴船「エナジーオブザーバー(Energy Observer)」号は、太陽光、風力、自己生産する水素のみで、2月に出航する予定だ。現在はフランス西岸のサンマロ(Saint-Malo)の造船所で、ソーラーパネルや風力タービン、水を分解して水素と酸素を生みだす電解装置などの取り付け準備が進められている。

 

 プロジェクトの立役者の一人、ビクトリアン・エルサール(Victorien Erussard)氏(37)によると、船のバッテリーを太陽光や風力エネルギーで充電し、電動モーターを駆動させる。「太陽や風がない場合や、夜間は、蓄えられた水素──ソーラーパネルと2基の風力タービンのエネルギーで動く電解装置で作りだされるもの──が代わりになる」と、エルサール氏は説明した。

 

 そのためエナジーオブザーバーは航海中、二酸化炭素を排出する化石燃料を一切使用しない。

http://www.afpbb.com/articles/-/3100951