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三井不動産とUDCKによる「柏の葉スマートシティ」 LEEDの街づくり部門で最高レベルのプラチナ認証取得。日本で初(RIEF)

2016-11-24 11:54:46

kashiwaキャプチャ

 

  三井不動産と「柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)」は、千葉県柏市で開発している「柏の葉スマートシティ」が、米国の国際的な環境性能認証制度「LEED(リード)」の街づくり部門「ND(Neighborhood Development:近隣開発)」の計画認証で、日本で初めて最高ランクの「プラチナ認証」を取得したと公表した。

 

 LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)は米国のグリーンビルディング協会(USGBC)が運営する国際認証。環境や快適さ、効率性などを評価するグリーンビルディングの認証プログラムとして知られる。建物だけでなく、設計、インテリア、運用、メインテナンス、近隣開発(ND)などの対象ごとに、点数評価する。認証は最高レベルのプラチナから、ゴールド、シルバー、標準認証の4段階で表示する。

 

 柏の葉エリアは、東京大学、千葉大学、国の研究機関、さらにベンチャー企業を支援するインキュベーション施設などが多数立地している。「柏の葉国際キャンパスタウン構想」は、これらの集積を生かした国際学術研究都市を目指すことを街づくりの目標に据えている。全体エリアは42haに及び、LEEDの認証対象としても世界で最大級。

 

kashiwa2キャプチャ

 

 

 柏の葉スマートシティは、エネルギー問題や超高齢化対応などの社会的課題に対し、その解決に向けた「環境共生都市」「健康長寿都市」「新産業創造都市」の3つのテーマを掲げ、公・民・学の連携による新しい街づくりを進めている。このうち環境共生都市では、周辺の豊かな自然環境を活かしながら、人と環境が共存する未来型の街づくりを目指している。

 

 LEEDのプラチナ認証対象の「ND(Neighborhood Development:近隣開発、街づくり)」分野は、複合的なエリア開発の計画段階から設計・施工までを対象に、「計画認証」「完成後認証」の二段階で評価する。今回はこのうち、これからの開発を対象とする「計画認証」の評価となる。

 

 同項目の評価は、規定項目(生態系への配慮、交通、地産地消、歩いて楽しい街、建物の省エネ・創エネ性能など)で点数化される。今後、当該エリアでの街づくりは、認証を受けた計画内容に沿った施設整備等が進める。

 

 LEEDは米国では、これまでに26,000件以上の案件が認証を取得している。米国だけでなく世界160ヵ国以上で登録され、現在、世界全体では33,000件近くの案件が認証を受けているという。日本でも年々登録数は増加し、今年8月時点で、81件が認証を取得している。

http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2016/1122_01/