HOME4.市場・運用 |日立マクセル 水と塩だけで発電するLEDランタン開発。非常用電源やアウトドア用に。名前は「MIZUSION(ミズシオン)」(各紙) |

日立マクセル 水と塩だけで発電するLEDランタン開発。非常用電源やアウトドア用に。名前は「MIZUSION(ミズシオン)」(各紙)

2017-01-14 01:06:45

hitachimagune2キャプチャ

 

 日立マクセル(東京都港区)は、水と塩だけで発電が可能なLEDランタン「MIZUSION(ミズシオン)」を1月25日に発売する。災害時や停電時の非常灯のほか、アウトドアでの利用もできる。

 

 「パワーバー」と呼ばれるマグネシウム電池を利用して発電する。パワーバーが陰極、空気が陽極となり、塩水が電解液の役割を果たして発電するメカニズム。連続点灯は約80時間で、30時間ほど使うと塩水の交換が必要になる。

 

 別売りのパワーバーを交換すれば、繰り返し利用可能だ。未使用の状態ならば、約10年間の保管が可能という。このため、災害時、停電時の非常灯防災対策や、レジャー、アウトドアなどでも利用できる。また途上国の貧困層や紛争地での緊急援助用にも応用できそうだ。

hitachimagune1キャプチャ

 光の照度は2,000ルクス(0m地点)。約10ルクス(1m地点)。この照度で80時間連続点灯ができるという。大きさは、幅95mm×高さ215mm×奥行き95mm。重さは約350g。コンパクトなサイズだ。

 

 「ミズシオン」1台で使用する水は180cc、塩は食塩ンをメジャーカップ2杯分(約7g)を混ぜ合わせる。30時間を超えて使い続けたり、塩水を入れて7日間以上放置していると、発生する水酸化マグネシウムが固まってしまい、使用できなくなる恐れもあるという。手入れが大事ということだ。

 

http://www.maxell.jp/consumer/led_lantern/ms-t210wh/index.html