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京都議定書採択20周年を記念し、12月11日に、首都圏の9都県市と、スターバックスが大規模ライトダウンイベント開催。スタバのお店は「ランタン」の光に変わるらしい(RIEF)

2017-11-22 23:39:02

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 首都圏の1都3県と5政令指定都市で構成する9都県市はスターバックスコーヒージャパンと連携し、温暖化対策の京都議定書採択20周年を記念して、12月11日に、スタバの首都圏481店で、夜間に一斉消灯を行う「Nothing is Charming」と題した大規模ライトダウンイベントを開く。当たり前の明かりがないことで、顧客に省エネや環境問題への意識を高めてもらうのが目的。スタバでは首都圏以外の京都や札幌でも、同時開催する。

 

 京都議定書は、1997年12月11日に、京都で開いた気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)で採択された。正式名称は「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」と呼ぶ。今日につながる温暖化対策の出発点になった。

 

 この会合が日本で開かれたことを記念し、東京都などの9都県市が、民間と連携した消灯イベントを発案、協力企業を募った。その結果、スターバックスコーヒージャパン1社が応募したという。スタバは偉い!。

 

 9都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)もこの日、東京スカイツリーや、よこはまコスモワールドの大観覧車など32の協力施設で消灯イベントを実施、スタバの店舗と協調して消灯する。

 

 消灯時間は原則午後7~8時の間の1時間。店舗によっては時間がずれる可能性もある。実施店舗は同社が設けた特設サイトで確認できる。スタバの店舗では、紙製ランタンを作るワークショップも開き、ろうそく型の発光ダイオード(LED)照明にかぶせて消灯時間帯の光源とする。

 

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 ライトダウンの実施に加え、店内ではスマートフォン、PCなどの電子機器の使用は控えることが求められる。顧客も、スマホ、PCも閉じて、「ない」ことと、コーヒーを楽しむ、非日常的な空間に身を置く1時間となりそうだ。

 

 代わりに、イベント限定の蓄光インクを使用したオリジナルコースターの提供(数量限定)や、ロウソク型LEDライトにかぶせて楽しむ折り紙ランタンの制作ワークショップも行うという。

 

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 首都圏だけでなく、京都市や札幌市を中心としたスタバ店舗約120店でも同様のイベントを実施する。スタバは全国にあるのだ。

 

 日本はパリ協定では出遅れ、先のCOP23でも化石賞を二重に受賞するなど評判が悪かった。だが、20年前の京都議定書採択の際は、日本が「輝いていた」ことも思い出してもらいたい。この20年間に日本の環境政策・温暖化対策がなぜ、レベルダウンしたのか、をライトダウンの中で、しばし黙考するひと時になりそうだ。12月11日はスタバに行こう!

http://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2018-2666.php?nid=nw_01_pc