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米マクドナルド、「M」ロゴを逆さの「W」に 国際女性デーに合わせ

2018-03-08 17:06:06

Macキャプチャ

 

 各紙の報道によると、 米マクドナルドは8日の「国際女性デー」に合わせ、同社のブランドを意味するマクドナルドのMのマークのアーチを逆さまにして、Womenの「W」に替える活動を展開している。すでにいくつかの店舗では「W」が登場している。マクドナルドでは女性従業員が多いことから、「女性の社会進出」を支持する企業の社会的責任(CSR)活動といえる。

 

 マクドナルドの多様化責任者、ウェンディー・ルイス氏によれば、同社の象徴であるMのアーチを上下でひっくり返したのは、同社のブランド史上初めてという。現在のところ、MをWに切り替えたのは、カリフォルニア州のA Lynwood などの店舗のみだが、8日の国際女性デーには、マクドナルドのデジタルチャンネル全体で、逆さまのロゴが登場する見通しという。

 

 ルイス氏はロゴを逆さまにして国際女性デーに協賛するのは、「あらゆる場所における女性の並外れた成果に敬意を表するため」としている。米国内の店舗のマネジャーのうち10人に6人が女性という。同氏は「われわれには職場の女性を支援してきた長い歴史がある」と述べた。国際女性デーには、米国内の他の100店舗でも、従業員が特別な帽子やシャツを着たりして国際女性デーを、顧客とともに祝う方針だ。

 

 Mac2キャプチャ

 

 ただ、米国内のファーストフード産業は、女性従業員の賃金がもっとも安く、平均賃金は1週当たり380㌦(約4万円)。米UC Berkeley Institute for Research on Labor and Employmentによると、同産業のフルタイム従業員の50%以上は、「貧困レベル賃金」に該当し、何らかの政府の支援を必要としているという。ただ、同社のCEOの年間給与は16年時点で126 万㌦(約1兆3000億円)を稼いでいる。その額は、同社のもっとも給与の低い従業員の74倍に相当する。

 

 また各地方で、同社の最低賃金の引き上げをめぐる訴訟が起きている。また、フランチャイジー(加盟店)でも同様の「Fair Wage Standards」違反の訴訟が頻発しているという。マクドナルドは「われわれには職場の女性を支援してきた長い歴史がある」と強調している。日本のマックでも「W」にしてはどうですか。

 

https://www.cnn.co.jp/business/35115812.html?tag=top;topStories