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日経エコロジー誌が、5月号から誌名変更。「日経ESG」へ。ESGブームの広がりを映す(?)(RIEF)

2018-03-26 13:01:54

nikkeiESAGキャプチャ

 

 環境問題の専門誌として知られる「日経エコロジー」が、4月8日発売の5月号から、雑誌名を「日経ESG」に変更する。ESG課題が企業経営に加え、投資の分野にも広がってきたを受け、誌面のカバーエリアを従来のE(環境)からS〔社会)、G(ガバナンス)に広げることを明確にするためのようだ。

 

  日経エコロジーは1999年発刊で、日経BPの専門メディアの一つ。今年で創刊19年を迎える。創刊20周年を前にしての誌名変更について、同誌では「企業経営を取り巻く環境は今、大きく変化している。環境(E)だけでなく社会(S)やガバナンス(G)を考慮した取り組みを進めることが経営基盤の強化にかかせなくなっている」と説明。企業のESGの取り組みに役立つ情報を届ける、と述べている。

 

 すでにこのところ、これまでの同誌の展開でも、ESGや国連持続可能な開発目標(SDGs)関連の記事が増えていた。関連のセミナーでも「ESG経営フォーラム」、出版物でも「ESG経営ケーススタディ20」などと、ESGモノが相次いでおり、現在の誌名の「エコロジー」では環境一本やり、あるいは環境派、とだけ見られる可能性も出てきていた。

 

 エコロジーからESGへ。誌名の衣替えは、領域の拡大を意味する。同誌の内容がこの先、どう展開するのか。期待したい。

 

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